月別アーカイブ: 2024年5月

サッカーボール

先日珍しくサッカーの試合を観ていたんだけど、1000万分の1の確率でJ3の試合に招集される可能性があると思って、サッカーボールを買った。

僕は少年時代、球技と団体競技が信じられないほど苦手で、ボールを投げれば明後日の方向へ飛んでいくし、サッカーで試合をやればコート外でアリの巣を観察していた。

しかし不思議なもので、ジャグリングを始めてからボールを投げたり蹴ったりする精度が飛躍的に上がったし、ジャグリングショーを通して社会性を学んだおかげかコート内に留まることもできるようになった。

まず買ったサッカーボールでリフティングを100回やりたいんだけど、生涯自己ベストが30回くらいなのでしばらくかかりそうだ。

あと最近運河公園でジャグリングをしていると、野球チーム所属のぽっちゃりした小4の男の子に「キャッチボールしませんか?」と誘われるので、先日買ったグローブを車から持ってきて一緒にキャッチボールをするんだけど、時々「僕は一体何をやってるんだろう」という気持ちが去来しては気づかないふりをしてボールを投げている。

なんなんだ一体その3

今日は運河公園で練習。

先日も来たんだけど、今日も練習していると少年が近くに来てジャグリングの練習を見ていた。

何をするでもなく近くで練習を見ている。

…それにしても近い。

近すぎる。

最終的には超至近距離まで近づいて見ていて、さすがに笑ってしまった。

「ど、どうしたの!?」と聞いても何も答えずジッと見ている。

あまりに近いと公園にいる父兄さんにヒソヒソされてもおかしくないので徐々に離れるんだけど、気がつくとまた超至近距離にいる。

そして気がついたんだけど、とても小さな声で「すみません」と言っていることに気がついた。

「どうしたの?」と聞いても何も答えない。

そしてまたしばらくすると「すみません」と小さく呟いている。

「え?なに?」と聞くとやはり何も答えない。

それが7〜8回続き、だんだんと怖くなってきた。

もしかしたら僕にしか見えない少年なんじゃないだろうか。

脳裏に呪怨の俊雄くんが浮かんだ。

そう言われれば俊雄くんにかなり似てる気がする。

すると後ろから大きい声で「こんにちは」と聞こえてきてビックリしすぎてウンコが1本肛門から飛び出てしまった。

振り返るとふせくんで安心した。

そして気がつくとその少年は消えてしまった。

なんなんだ一体。

おじいちゃん

僕がよく通る道路は通学路で、小学生の通学時間になるといつもボランティアのおじいちゃんが歩道に立って小学生を見守っている。

先日その小学校で運動会が開催され、翌々日の月曜日は振替休日だったんだけど、そのおじいちゃんは雨の中小学生が誰も通らない歩道で佇んでいた。

あれ、もしかして学校が休みなのを知らないのだろうかと思い、ハザードを点けて車を停車して声を掛けようかと思った。

そんな時Twitterに投稿された、とある話を思い出した。

「井戸掘ったらアフリカ人に余計なことするなって怒られた。川まで水を汲みに行く2時間だけ労働から開放されてたのに」 と。

この方が実際に井戸を掘ったのかはわからないけど、この出来事を読んだ時、あり得なくもない話だと妙に納得した。

確かに水不足で困っている人たちにとって井戸の水は生きる上で非常に助かるかもしれない。

が、その裏でありがた迷惑に感じる人も少なからず存在するのもあり得なくない。

日本に置き換えると、ある会社に配属された社員がこれまで手打ちで一つ一つ打っていたデータ入力が非効率だと思い、一瞬でデータ入力を完了できるプログラムを組んだら、既存社員に疎まれたという出来事に似ている。

会社としては効率化できて良かったかもしれないが、既存社員にとっては2時間潰せる貴重な仕事を奪われた格好となる。

おじいちゃんももしかしたら通学路に佇むのが日課となり、運動も兼ねて好きでそこに立っているのに、突然「今日は休みだから帰った方がいい」なんて言われたら迷惑な話である。

ハザードを消してアクセルを踏み、小さくバックミラーに映るおじいちゃんを見ながら、「ああ、やっぱり単に休校なのを知らないだけだろうな」と思った。

今日ダンボールが届いたので開けてみると、なんか見覚えのあるものが届いた。

なんだろう。

斧ぢゃんか!

かっけー!

装備すると、男の子から成人男性に成長した気がした。

切れ味はカミソリ並みにヤバくて、ちょっと恐ろしさすら感じる。

これで敵と戦闘になって勝利し、仲間が敵の手を縄で縛りあげて、「こんなやつヤッちゃいましようよ」と言われたら、斧を振り上げてその縄を切り「逃げな」と言って逃がすシーンがいつ来ても大丈夫だ。

この斧は木の横から生えている細い枝を払うために買った物なので、今度森に入って試したい。

今日は久々に外練。

公園ではおじいちゃんたちがゲートボールとテニスに夢中だった。

将来のためにYouTubeでゲートボールのルールを調べたら、思った以上に複雑だった。

50代になったらテニスを始めて、80代になったらゲートボールを始める予定なんだけど、ゲートボールのスティックと斧を間違えて持って行ってボールを真っ二つにしないように気をつけたい。

ショーを観る

昨日一昨日と近所のお祭りで大道芸とマジックショーが開催されていたので観に行った。

人のショーをちゃんと観るなんていつぶりだろうか。

ショーは演じるのも観るのも同じくらい勉強になるし、刺激にもなる。

ただ人のショーを観ている時は、自分がステージに上がっている時を想定して観てしまうので、時々勝手に体が動いてしまう。

担当者の人は、ステージのショー以上に、ヤバい動きをしている僕を見てハラハラしていると思う。

1日目のくまさんのショーはほんと久々に観た気がする。

くまさんは恐らく北海道で一番最初に近代的な大道芸を始めた人なんじゃないかと思う。

インスタにバルーン作品がたくさん載ってるんだけど、クオリティが高くてびっくり。

大道芸はずっとのんびり観ていたい。

2日目の竹田さんのマジックは初めて観た。

小樽でマジックバーを経営されているそうで、いつか行ってみたいと思っていたんだけど、まさかお祭りで観られるとは思わなかった。

コインマジックを観て自分もやりたくなった。

マジシャンは空間からコインを取り出せるのでうらやましい。

小銭が足りなくなったら空間を掴んでペール缶に放ればいくらでもコインが出てくる。

周りの子どもたちも真似して空中で掴むふりをしていたので僕も真似をしたら、前にいるおじいちゃんのツルツル頭を掴みそうになった。

久しぶりにショーを観れて自分もやる気になったので、今日からまた頑張りたいと思う。

最近薪割り用の斧をずっと調べているんだけど、カッコ良すぎて衝動買いしそうになる。

機能美というかなんというか、無駄を一切そぎ落とした無骨な感じが堪らんのですわ。

うーん、もはやセクシーですらある。

斧にも用途によって種類があるようで、木を切り倒す用、無駄な枝を払う用、薪を割る用などがある。

価格は決して安くはなく、1本1〜3万円ほど。

その中で2本欲しくてしょうがないんだけど、夜に酔った勢いで注文して2日後に家に届いていそうで怖い。

それならまだしも、そのノリでチェーンソー、草刈り機、バッテリーもセットで届いてしまったらどうしよう。

そして何度も書いてある通り薪ストーブを持っていない。

小学校時代、親にスーパーファミコンを買ってもらえない友人がいた。

彼はあまりにスーファミが欲しくて毎日攻略本を立ち読みして、持っていないのにソフトの知識が誰よりもあったんだけど、僕もそんな感じだ。

そしてその友人のことを久々に思い出して、少しやるせない気持ちになってしまった。

1月の初めに大雪が降った日、1日で4回除雪をした時に腰がビキッとなり、それから1週間ほどまともに歩けなくなるくらい痛みが酷かった。

それから幾分マシになったんだけど、日によって痛みが強かったり弱かったりして、それから4ヶ月以上経った今でも治らなかった。

今朝は特に痛くてさすがにヤバいと思い、整形外科へ行った。

受付は朝からおじいちゃんおばあちゃんの溜まり場になっていて、結局診察してもらったのは2時間後。

なんかズボンを脱がされて色々な格好をさせられてレントゲンを撮ることになった。

「もうちょっとズボンを下ろしてください」と言われ、だんだんと撮影のポーズが卑猥になってきたので、「あれ、これもしかして企画物のAVのやつかな?」と思った。

「ここにもリンパがあるんですよ」と足の付け根を押されたら確定だと思ったんだけど、結局そのまま終わった。

レントゲンでは異常は見られなかったので、来週にMRIで精密検査となった。

多分だけど椎間板ヘルニアなんじゃないかと思う。

なんか最近身体中痛くて色んな病院へ通っていてまいっちんぐまちこ先生だ。

中3

今日は風が強すぎていつもの広場で練習できず。

ちょうど向かい側にダイヤモンドプリンセス号が見えたので記念撮影。

コロナの頃は何かと話題だったけど、また復活してよかった。

老後はいつか豪華客船に乗って世界を旅したい。

その後は風が幾分マシな運河公園に行って練習していると、小学生の頃よくジャグリングをしにきていた子が中3になって話しかけてきてビックリした。

小学生の頃は1mくらいしかない印象だったけど、めちゃくちゃ大きくなっていて時の流れを感じた。

ただ相変わらずスマホでニャンコ大戦争をやっていて安心した。

よく考えたらもう10年以上運河公園で練習しているので、昔僕のジャグリング道具で遊んでいた子たちが社会人になっていてもおかしくないのか。

逆に社会人になった子たちがたまたま公園の前を通ったら、まだ同じ公園で同じ人がジャグリングをやっていたら色んな意味でビビると思う。

たふんこれからも僕とふせくんは運河公園という精神と時の部屋で永遠にジャグリングをやっているのだ。

おにぎり

最近よくコンビニでおにぎりを買うんだけど、店によって具の量が全然違うことに気づいた。

某セブンは驚異的な具の少なさで、小指の先ほどしか具がないレベル。

その割に値段が高いので、毎回海に遠投したくなる。

一番具が多くて美味いのはセーコマ(セコマではない)のホットシェフのおにぎり。

これでもかというくらい具がぎっしりで、このおにぎりを食べると他ではおにぎりを買えなくなるレベル。

毎回食べた後は感動してセーコマに戻り、「ホットシェフを呼んでくれ」と言っている。

20年くらい前にバンクーバーにいた時に広場によく色んなキッチンカーが並んでいたんだけど、おにぎりを2ドルで売るおにぎり屋があったら絶対流行るだろうなーと思っていた。

もしそのまま永住していたらおにぎりキッチンカーを営んで、おにぎりの着ぐるみを着ておにぎりを販売するおにぎりマンとなってバンクーバーの名物になっていたと思う。

林道

土日はひたすら薪調査をしに林道を走りまくった。

最初は朝里方面。

パークゴルフ場の小道を抜けると、だんだんと荒れ果てた舗道に抜けた。

周りをみるとそこかしこにいい感じの木が落ちている。

テンションが上がって「マキー!マキー!ポール牧ー!」と呟きながら林道を走っていると、道の脇にオフロード車が止まっており、なんと木の枝をたくさん車に積んでいた。

もしかして同志の方だろうかと思って急ブレーキをして話しかけた。

年齢は僕と同じくらいの方で非常に親切に接していただいた。

なんでもDIYで柵を作るために木を拾っているのだとか。

近くに大きい木が落ちているスポットを教えていただき、見に行くと実際に大木が倒れていた。

見た感じ1トンくらいの大きさなので、僕の内なる力を解き放てばなんとか担いでこれる大きさだった。

ただ近くでクマの目撃情報があったというので気をつけたいところ。

僕が邪王炎殺黒龍波を打ってしまったら、むしろクマの方が無事では済まないので心配なのだ。

林道を抜けると森の中に小学校が。

なんでこんなところに?と思って見てみると、豊倉小学校というところだった。

名前は聞いたことがあったけど、こんな素敵な場所にあったとは。

2020年に廃校になったそうで、後に調べて見た結果、自然と触れ合う授業が多い素晴らしい学校だった。

せっかくなので失礼して近くへ行って窓から覗いてみると、4年も経ったとは思えないほど中は綺麗だった。

これから10年、20年と経っていく間に、どんどんと自然に還っていくのかと思うと、なんともいえない不思議な気持ちになった。