ナニワ金融道

最近になって30年前のナニワ金融道をずっと読んでいる。

昭和末期と平成初期独特の雰囲気が漂っていていい感じだ。

この時代は個人でネットも携帯も使う人はほとんどいなくて、あってもポケベルくらいだろう。

今だったらネットで一瞬で手に入る情報も回り道をして苦労して騙してやっと手に入れるんだけど、その辺もこの時代ならではであり、この漫画はそこがまた面白い。

この漫画では、闇金には手を出さないこと、連帯 保証人には絶対にならないことなど、学校では教えてくれない社会の落とし穴を教えてくれる教材にもなり得る。

最近関西の謎の不動産屋から電話がかかってきて区分マンションなどの儲け話の電話がかかってくるんだけど、漫画を読んでいると、どう対処すればいいのかなどをシミュレーションすることがある。

まずこの手の儲け話はほぼ100%損をする。

一戸建てならまだしも賃貸用に区分マンションを買うなど、劣化するコンクリートの塊を買うようなものだ。

そもそも儲けられるのなら自分で買えばいいのに、それを買わないで相手に売りつけようとする時点で察する。

もし自分が手を出すとしたら、まず相手から価格の全額を金利0%で借りる。

修繕費や固定資産税、諸経費も全て相手に払ってもらい、差し引きで儲けが出たら利益を折半してもらう。

たぶんそれくらいが妥当な線だと思う。

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