公園でジャグリングの練習をしていると、小さい子グループに話しかけられ、道具を奪われていつも練習できなくなる。
ひとしきり遊んだ後に飽きて自転車でどっか行ってしまう。
やがてみんな小学生になり、僕がジャグリングの練習を始めると、少し大きくなった彼らは道具ケースから勝手に道具を出してジャグリングを始め、飽きると鬼ごっこを始める。
時は経ち彼らは中学生になり、声をかけられることも少なくなっていく。
僕と身長がほとんど変わらなくなった彼らのうちの数人は、時々ちょっかいを出すように僕の元にやってきて道具で遊び、飽きるとサッカーを始める。
時は経ち、彼らは高校生になり、一人また一人と公園に来なくなり、最後には誰も来なくなる。
公園で練習していると、そんな出会いと別れを何度も繰り返していく。
やがて彼らが親になり、小さい子どもを連れて公園に来た時に僕を見つけて、
「やべー、あの人まだジャグリングやってるよ…」
と思うだろう。
そしてその小さい子が僕の道具で勝手に遊び出し、やがて成長していくのだ。
( ;∀;)イイハナシダナー