リアルジャイアン

運河公園でジャグリングしていると、リアルジャイアンみたいな小4の男の子がいる。
ジャグリングをしてると小4とは思えないしゃがれてドスが聞いた声で「こんにちは」と後ろから声をかけられ、振り返ると逆光に照らされた巨体の子が静かに佇んでいる。
背中のリュックにはバットが3本入っていて、片手には壊れたキックボードを持っている。
どうやったらキックボードは壊れるんだろう。
すると周りの人たちにお構いなしにフルスイングでボールを打ちまくり、飽きると「ブーンブブブブブーン!!」と叫びながら公園を走り回り、立入禁止の噴水に入り始める。
先日、「あなたのハイエースいくらしたの?500万くらい?」
と聞かれた。
「うーん、どうだろうね」
と答えると、
「俺の母ちゃんのクラウン、700万」
と呟いて帰っていった。
一昨日は「ハイエースにスモーク貼らないの?」
と聞かれて、
「いや、スモークは視界が悪くなるから貼らないんだよね」
と言ったら、
「俺の母ちゃんのクラウン、スモーク重ね貼り」
と呟いて帰っていった。
将来がとても楽しみだ。

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