適材適所

パフォーマンスショーの仕事を始めて十数年経ったんだけど、ショーを始めて数年経った時、「あ、これは場違いだ」とステージに立った瞬間に分かるようになった。

そして更に数年経つと、イベントの内容を聞くだけで「たぶん場違いになるだろう」と分かるようになった。

自分はおじさんしかいない宴会系が大の不得意で、ステージの1分が1時間に感じる。

ニュージーランドのアーダーン首相をお迎えする催しで左右にゆらゆら揺れているキウイ達と同じ気持ちだ。

ニュージーランドのアーダーン首相をおもてなしする日本のキウイ達

逆に最も楽しいと思うのは園児向けのショーで、ショーが終わる時は「え、もう終わり?まだやりたいんだけど」という気持ちになる。

人には適材適所というものがあり、得意不得意というものがある。

自分の中で職種で最も苦手なのはおそらく営業系のお仕事で、もし就職したら1年経たずに心のお病気に罹り、ショッピングモールで全裸でバナナを振り回していると思う。

得意なのはおそらく1人黙々と作業する開発系や研究系のお仕事だろうか。

なかなか難しいとは思うが、もし自分に向いていないことを永遠にやることになりそうと気づいたら1秒でも早く降りてしまい、自分に向いていることにベクトルを向けるのが身体的にも精神衛生上にも良いのではないかと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です