ハト

今日玄関を開けると2羽のハトがいて、足首を見るとタグのようなものがはめられていた。

多分誰かがハトレース用に飼っている個体のようで、近づいてもあまり逃げなかった。
2羽はオスとメスっぽくて、仲良くちちくりあっていた。
今住んでいる廃墟は2階屋根裏部分がガチ廃墟と化しているため、そこをハト小屋にするのも面白いんじゃないかと思った。
2羽をつがいで飼い、適当な巣を作って与えておけば卵を産むかもしれない。
春はなんとなく繁殖の季節っぽいし。
そこで家の中からポップコーンを持ってきて、手の上に乗せて「くるっくー、くるっくー」と言いながらハトに近づいてみた。
僕の優しい眼差しとポップコーンがあればきっと手の上に乗ってくれるはず、と思ったけど秒で逃げてどこかへ行ってしまった。
「なんだよもー!」と言いながら地面にポップコーンを投げると、カラスが一目散に咥えて逃げていった。
そんな木曜日の昼下がりだった。

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