世の中にはお札を印刷するマジックがある。
紙切れを一枚ローラーに入れて回すと、なんと紙が紙幣になって出てくるのだ。
お金がない時にあると便利なんだけど、なにしろ小さい道具なので人前でこれを演じても小さすぎて見えない。
そもそもスーパーとかで紙を用意してお札に替えても偽札としか思われないだろう。
人前で演じるようにこれの数倍デカくしたものを作ろうと思い、太い塩ビパイプを買ってきた。
パイプがローラーの部分になる。
まだ試作段階でデカすぎるのでこの半分くらいのサイズになる予定なんだけど、それでもデカい。
いや、デカすぎる。
ただこのマジックの欠点は園児には通用しないことだ。
なぜならこのマジックにはどうしてもお金の概念と知識が必要であり、お金を使うことのない園児にみせてもポカーンなのだ。
ただビジュアル的に面白いので、お札ではなくて別の何かを入れてローラーを回すと、めちゃくちゃ平べったくなって出てくるというのは面白いかもしれない。