最近近所の川に鮭が遡上してきているので、昨日は川へ行ってずっと見ていた。
ここまで登ってくるのは相当厳しい道のりなんだけど、よく泳いでこれたなーと感心した。
しかしよく見ると周りには鮭の亡骸が。
ミイラ状態になった目のない鮭や、カラスに喰われて原型がない鮭がまわりにたくさんいた。
やはり選ばれし鮭だけが生まれ故郷というゴールにたどり着くのだろうか。
というかゴールには何があるんだろうか。
道産イクラ1kg分でもプレゼントされるのか。
さすがに生まれ故郷に帰るという目的のためだけに、死ぬほど険しい道のりを乗り越えるテンションを保てるとは思えない。
ただ気持ちは少しだけわかる。
自分も死に場所を選べるとしたら、生まれ故郷の小樽で死にたい。
そして棺の中で、鼻の中に綿じゃなくてマジック用の赤いスポンジを入れられて、みんなが笑いを堪えながら出棺されるのだ。
縁起でもないな。
そんなネガティブなことは考えないようにして、100歳までジャグリングしながら生きられる方法を今から逆算しながら明日を生きようと思う。