雪庇

最近屋根からの雪庇がものすごいことになっていたので、今日は2階からスコップで落とすことにした。

端から徐々に落としていかないとヤバい量だったので、優しくつついてみた。

するとどうでしょう。

つついた瞬間ピキッと横一閃に亀裂が入って、次の瞬間には一気に全ての雪庇が地面に落下していった。

あまりの大きさに一瞬スローモーションに見えた。

人間がブラックホールに近づくと、時間の概念が変化して永遠に感じられるくらいスローモーションになりながら吸い込まれていくらしいけど、まさにそんな感じだった。

ビックリマンを集めた幼少期、海に行って夢中でカニを獲っていた小学生時代、見えないジャブの練習をした中学生時代、授業中に麻雀をやっていた高校時代を思い出した。

ボカーン!という轟音とともに巨大な雪の塊が落ち、地面が少し揺れた。

近所のおじいさん2人が慌てた様子で見に来たほどだ。

結局その雪の塊は道路を完全に塞ぐ形になってしまったので、手作業で除雪することになった。

ただずっと気がかりだった屋根の雪庇が一気に落ちてくれて安心した。

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