この季節になると、雪をリーズナブルかつ効率的に溶かす方法を考えることがある。
除雪はかなり重労働な上、雪の捨て場所に困ってしょうがない。
雪を溶かすとなるとまず考えられるのがロードヒーティングだ。
しかしこれは設置費用とランニングコストが嵩むのでリーズナブルとは言えない。
次に考えられるのが融雪槽なんだけど、これも設置費用が高額な上、1時間稼働するために灯油を10~20リットル消費するのだ。
こんなの石油王しか使えない。
一度スコップに灯油を入れて火をつけ、雪山に近づけて溶かそうとしたことがあるんだけど、これは尋常じゃなく効率が悪かった。
雀の涙ほどしか雪が溶けないのだ。
灯油じゃなくてガソリンを入れてみようかと考えたけど、雪山と一緒に家屋も吹き飛びそうなのでやめておいた。
永遠に熱量を放出して地面を温め続けるものはないかと探していたら、家庭用原子力発電機の広告を見つけた。

これなら永遠に電気を放出し続けるので、熱に変えれば無限に雪を溶かせる。
この発電機、先日まで本当にあるものだと思って「昔はすげーな」と感心していたんだけど、実は1990年発売の雑誌に掲載されたジョークの広告らしいのだ。
時代が時代ならシャレにならないので、平成初期の勢いを感じる。
いずれにせよ雪を溶かすエネルギーというのは相当なものなので、それを溶かすとなると容易ではないようだ。
近くに温泉が沸いてくれれば雪溶かし放題なんだけどなー。