先日たまたま見ていたテレビが速報ニュースに切り替わった。
大きい建物が雪の重みで崩壊したというニュース内容だったんだけど、なんか見たことある建物だなーと思ったら、うちの超近所で映像を3度見くらいした。
その建物は骨董品などを展示してある場所で、小学生の時によく友達と屋根に登って遊んでいた。
もしかして屋根の上で飛び跳ねたりして遊んでいたから、その影響が今になって表れたのかと思ってドキッとしたけど、よく考えたら登っていたのはその隣の建物だった。
死人こそでなかったものの、一時4人が生き埋めになる惨事となったらしく、決して他人ごととは思えなくなった。
というのも、今僕が住んでいる建物も、崩壊した建物と同じくらいの年代のものなのだ。
何度も改築はしているものの、屋根自体は60年近く前のものだと思われる。
家の基礎に至っては、ペリーが来航した当時くらいのものなんじゃないだろうか。
あまりに古いせいで、冬になると雪の重みで扉が閉まらなくなる場所が何箇所もあり、調べてみるとこれは家屋崩壊のサインの一つらしい。
もしうちが崩壊して自分が押し潰されてしまったら、紙のようにペラペラになって救出されてしまうかもしれない。
ギネスで世界で一番薄い人に認定されて、テレビでひっぱりだこになり、一躍時の人となるのだ。
ただ流行りは一過性のもので、1年も経てばみんなから忘れられ、それから5年後に「あの人は今」という番組で取り上げられ、「あの時世界で一番薄かった人は、今では世界で一番影が薄くなっていた!」というオチで終わってしまうのだ。
そんなのはイヤなので、今から家が崩壊しない手立てを考えないといけない。