謎の道具作り

今日は謎の道具を製作していた。

オリジナルのマジックを製作する手順として、僕の場合まずは閃きから始まる。

突然マジックの現象が頭に浮かぶのだ。

それは道を歩いているとき、音楽を聴いている時、ショッピングモールで用途不明の道具を見たとき、道路で柴犬がウンコを踏ん張っているのを見たとき、寝ているとき、ハーバルエッセンスで髪を洗うおじさんを見たときなど。

去年の大晦日の23時58分に目が覚めて、思いついたマジックをメモしていたら今年になったなんて珍事もあった。

次に閃いたマジックの現象をどうやったら引き起こせるのかを考える。

ここで躓くことがかなり多い。

思い通りにいかないと、工房として利用している車庫の中で絶叫するので、近所の人から心配されることもある。

一度車庫の中で誰かが監禁されてると勘違いしたおじさんが、心配して僕の家を訪ねてきたことがあった(実話)。

結局どうやっても上手くいかなくて放置されているアイディアも数多い。

だがここで上手くいきそうな時が一番楽しいかもしれない。

事象が起こせそうだと思ったら、次は実際に製作に入る。

だいたいプロトタイプを1個か2個作ってみて、試行錯誤しながら最後に実際にステージで使う道具が出来上がるという感じだ。

今日作った謎の道具も、最終的にステージで使うものになる予定だ。

日常が正常化して、いつかお披露目できる日が来ることを祈るばかりである。

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