謎のアパート

昨日はヤクルト販売の人がいたので、話題のヤクルト1000を直接買ってみた。

ヤクルト1000にはどういうわけか安眠効果があるらしく、本当にそんな効果があるのか確かめてみたかったからだ。

パッケージを見ると、「生きて腸内まで到達する「乳酸菌 シロタ株」がヤクルト史上最高密度の1本(100ml)に1000億個入った、乳製品乳酸菌飲料」との謳い文句が書かれており、本当にシロタ株が1000億個も入っているのか数えてみたら、800億個くらいまで数えているうちに寝落ちしてしまった。

確かに安眠効果はありそうだ。

昼間に近所を散歩していたら凄いアパートを発見した。

建物が微妙に傾いている。

真っ直ぐ建っている電柱と比べたら一目瞭然だ。

ここの住人はこんな斜めのアパートに住んでいて気持ち悪くならないのだろうか。

台所でジャガイモを切ろうとしても転がっていくレベルだと思う。

傍には閉じている炊飯ジャーと空いている炊飯ジャーが。

誰かが魔封波の練習をしていたとでもいうのだろうか。

近くに靴が落ちていたので、炊飯ジャーに誰かが閉じ込められているのかもしれない。

裏手に回るとガラスが全て割れていた。

おそらくもう誰も住んでいないのだろう。

規制線が貼られた跡もある。

と思ったが、よくよく見ると電気メーターが回っていた。

ということはこのアパートにはまだ住人が…?

時間がある時にまた調査しようと思う。

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