歯医者

去年の春頃からどうも奥歯が痛むため、ずっと歯医者に通っている。

僕の行っている歯医者は親切丁寧な先生がおり、なるべく神経を抜かない治療をしてくれるのだが、どうも僕の奥歯は神経を抜かないとダメらしく、結局今日抜くことになった。

若い女性の歯科衛生士さんが歯を掃除してくれるんだけど、いつも胸が顔に当たりそうなほど近くに来るため、僕は歯とは違うところの神経が過敏になってしまわないかすごく気になってしまう。

「大丈夫ですか?痛かったら言って下さいね」

と言われるが、

「大丈夫じゃないところがあります」

なんて言えないので、

「はひ、らいじょーぶれす」

と答えるしかない。

そしてとうとう神経を抜いてもらった。

これで痛みが治ればいいのだが。

その後昨日考えたウサギさんの遠隔操作を発展させようと思い、ビバホームに行ってきた。

何を使えばウサギさんを動かせるのか頭の中で設計図を描きながら材料を探した。

本当はウサギのぬいぐるみを実際に持ってきていって色々試したかったが、大の大人がウサギのぬいぐるみを抱えて買い物をしていたら事案になりそうなのでやめておいた。

あれこれ悩んだが、結局買ったのがこれ。

椅子の脚などにつけるコロコロである。

これを見つけた瞬間、

「こ、これだ!」

と思った。

もうどう見てもウサギである。

足早にレジに行き、お金を払おうとしたら、財布からこんな硬貨が出てきた。

旧500円玉だ。

懐かしい。

何年振りに見ただろうか。

レジの高校生に渡そうとした時ふと思った。

この子はこの500円玉を知っているだろうか。

もし旧500円玉を知らなかった場合、偽造硬貨と間違われて通報される可能性がある。

結局この500円玉を出す勇気がなくてお札で支払った。

しかし懐かしいなーと思いながら年号を見たら、なんと平成元年発行の500円玉だった。

こ、これはもしかしてものすごく希少価値が高いのでは!?と思ってググってみたら、ほぼ無価値でウケた。

人生はそんなに甘くない。

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