夏真っ盛りということで、今年も怖い話の季節が巡ってきた。
僕はこの時期に公園でジャグリングをしている時、そばに寄ってきた男子中学生がいたら、
「怖い話聞きたい?」
と尋ねる。
「聞きたい!」と言われれば話すし、「聞きたくない!」と言われても話す。
正直僕の怖い話は相当怖い。
以前話した中学生によると、今まで聞いてきた怖い話の中でダントツで怖いと言っていた。
怖い話の中でも、突然大きい声を出して相手を驚かすというジャンルはあまりセンスが良くないとされているが、僕は平気で大声を出して驚かせる。
怖がらせるという目的のためなら手段を選ばないのだ。
そして僕の話は相手が驚くまで延々と続く。
もし怖い話をして何のリアクションがなければ、自動的に次の話に進むという最恐のシステムなのだ。
これから公園に練習しに行くが、もし中学生がいたら強制的に僕の怖い話を聞かせてあげようと思う。