前回小屋暮らしについて触れたんだけど、最近自分で小屋を建てて暮らすのが静かなムーブメントとなっているようで、実際に小屋を建てて暮らしている人のブログや書籍が数多くあり、読んでいて非常に面白い。
小屋に暮らす理由は人それぞれ理由があるのだろうが、もし自分が小屋に住むとした場合を考えてみようと思う。
まずは山林の購入。
ここがいきなりの難所であり、見つけてしまえば大分ゴールに近づくんじゃないだろうか。
もちろんいきなり見ず知らずの山林に入っていって、勝手に小屋を建てて住むのはNGである。
勝手に河川敷にブルーシートの家を建てて住むのと何ら変わらない行為である。
そもそも法令に違反しないで生活するというのが小屋暮らしの大前提となる。
それに付随して市街化調整区域などの条例を自分で調べなければならなく、かなり複雑なので割愛する。
ここでは条件に合った土地を手に入れたものとする。
下の画像はイメージ。
建てる小屋の広さは10平方メートル以下。
5畳と少しといったところだろうか。
10平方メートルを超えると建築確認申請が必要になり、無視すると法令違反になってしまうのだ。
まあ色々と小難しい話になってしまうのでここも割愛。
電気はソーラー発電。
やはり最低限の電気は欲しいので、太陽光をバッテリーに蓄える。
暗いとお化けがでるし。
最低単位の電気を引くというのもアリかもしれない。
ガスは不必要。
水道は悩みどころだ。
電気と同様に、上下水道を引けば格段に生活が便利になるだろうけど、そこは小屋暮らしに何を求めるかによって変わるだろう。
もし両方ないとなったらどうだろう。
水は近くの沢から汲んで使うか、家の近くまでパイプで引くことになるだろう。
もしくは雨水を備蓄して使うという手もある。
井戸を掘るというのも一つの選択肢だろう。
下水が無い場合、うんことシッコは自分で処理しなければならない。
もちろんその辺に垂れ流すのも、チンパンジーのようにうんこを投げるのも法令違反だ。
コンポストトイレなどを使用して、自分でバイオ分解させるのがベターだろう。
ストーブは薪ストーブだ。
というか昔から薪ストーブや暖炉に非常に憧れがあるので、小屋暮らしに薪ストーブは絶対に外せない。
自分の山の木を薪にするか、木を貰ってきて薪にするかどちらかだろう。
風呂はこれまた難しい問題である。
ベストは薪風呂だろうが、なかなかハードルが高く、沸かすのもなかなか大変だろう。
逆説的にいうと、大変だからこそ小屋で暮らしたいというのもある。
単に逆説的と言いたかっただけで、使い方もおかしいが。
食事は薪ストーブの上で煮たり焼いたりできる。
暖を取れる上に調理もできるなんて最高だ。
衣服や家具、寝床など、まだまだいっぱい考えなければならないことはあるが、生きるために考えるという愉しみも小屋暮らしの醍醐味なような気がする。
もし仮に天涯孤独になったら僕は迷わず小屋暮らしを選択するだろう。
小樽の山奥で、葉っぱでちんこを隠して薪拾いをしてる人を見かけたら、多分それは孤独になった僕なのでそっとしておいてほしい。
下の画像はネットに掲載されていた僕の理想だ。