妙な空間。

今日はクリスマスのイベント最終日だった。
カップルだらけの中、必死に風船をひねっていると、風船が語りかけてくる。
泣いていいんだよ。ぷっ。
と。
今日のラストステージは、来年のステージの練習を兼ねて、冒頭の5分間ノートークでやってみた。
3分ほど経った頃に気づいた。
なんだろうこの感覚は。
今まで味わったことのない観客の視線。
飼い主と散歩中のワンちゃんが突然立ち止まり、へっぴり腰になったと思いきや、肛門から茶色いものを少しづつひねり出し始めている。
その姿を一部始終見つめるような、そんな視線。
20代の観客が言った。
「シュールだ…」
と。
全く同感だ。
シュールすぎる。
それでいてみんなが俺の一挙手一投足を見守ってくれている。
シュールという言葉は良くも悪くも捉えることができる。
ただ俺はその時味わった空気感がたまんなかった。
急いでステージを完成させよう。

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