四次元箱

今日は空の箱からたくさん物が出てくる方法をずっと考えていた。

しかし何もないところから物を出現させるのは至難の業だ。

ドラえもんなら道具でなんとかしてくれるんだろうけど、今はまだ21世紀なのでそうもいかない。

男性を一人雇用して空の箱を置くテーブルの下にこっそり隠れてもらい、箱の中にどんどん物を入れてもらおうかとも考えたけど、実際にそれに近いことをやっているコメディマジシャンがいるのでパクりになってしまう。

しかもその男性は隠れることもなく堂々と観客の前に現れて道具を置いていき笑いを誘うから面白い。

上記に似ているが、次に考えられるのは箱を置くテーブルの下にあらかじめたくさんの物を隠しておくというもの。

箱から取り出すと見せかけてテーブルの下から取り出すのだ。

これが一番妥当な気がするが、「テーブルの中見せてー!」と言われたらどうしようかという課題が残る。

たまに電車の中にいるチンコをいじってブツブツ言っている人のマネをしてやり過ごそうか。

テーブルの下には何もないよという証明もできないこともないが、大人向けのマジックならまだしも、キッズマジックでそもそもそこまでする必要があるのかどうかも疑問だ。

子どもに選んでもらったトランプにサインを書いてもらうようなもので無意味だ。

むしろテーブルの下を見せて欲しいと言われたら、「うん、いいよ!」と開き直って仕掛け全開のテーブルの下を見せながらバレバレマジックに移行するのも面白い気がしてきた。

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