北へ。

昨日日帰りで350km離れた北海道最北端へイベントに行ってきた。
1人で車で往復700kmはさすがに退屈で、ビートルズを歌いまくりながら会場入りしたら、歌いすぎて声があまり出なくなっていた。
そしてぶっ通しで運転したもんだから両ケツのほっぺがちぎれそうになるくらい痛くなった。
痔にならないように今度からケツにオロナイン塗るようにします。
場所は小学校の体育館。
ショーの始めに6分くらいの超長ボールルーティンをやったのだが、(一つ前の日記参照)体育館のむちゃくちゃ明るい照明が、これまたいい具合に僕の目を垂直に刺激し、みごと逆光状態でのジャグリング。
さすがに横を向いて演技をやるわけにもいかず、5ボールあたりはほとんどブラインド状態で、3~4ドロップもしてしまった…
しかしドロップに言い訳は通用しない。
常に逆境の状態で練習する大切さを身にしみた。
目を鍛える為に今度から真夏の炎天下、太陽凝視しながらジャグリングの練習しようかな。
もしくは心を鍛える為に、銭湯行ってばあちゃんだらけの女湯に無理矢理入って全裸でジャグリング練習するってのもアリだな。
きっと3ボールしてても
「よくボール5個でジャグリングできるね。」
って言われるんだろうな。
話はがらりと変わり、以前美容学校で授業を教えていた時に、スポッティングという授業をした。
スポッティングというのは簡単に言うと、仮に自分が美容室の経営者になった時に、どのような路線で経営していくかという位置づけを決める作業のこと。
大まかに分けると、安いか高いか、お客さん一人一人に時間をかけるかスピーディーに仕上げるか、等々どのような顧客のニーズに合わせた経営をしていくかということである(実際にはもっと複雑だが)。
形は全く違うが、スポッティングはジャグラーにとっても大事であると思う。
どんな路線でジャグリングをするか。
クオリティの高い技を追求するか、手軽にお客さんを笑わせる技を追求するか。
芸術性を目指すか、お笑いを目指すか。
銭湯でチンコをタオルで隠すか、それともフォークボールの形でキンタマを握り、一目おかれるか。
などなど。
こんなに単純に分けられる課題では決して無いのだが、ある程度は視野に入れておく必要もある。
まずクオリティの高さ。
これを高めるにはもう血のにじむような努力は必要不可欠。
皮肉なことに努力すればするほどウケのいいものができるかと言えば、そうでもなかったりする。
苦労して安定した5ミルズメスを習得しても、お客さんから見たら、ぶっちゃけ4ミルズとのインパクトの差はそんなに無いと思う。
実際は4ミルズの5倍強難しい5ミルズも、単発でやってしまえば一瞬の「おおっ」くらいのリアクションをもらう程度だと思う。
報われねぇ。
これなら3つリンゴお手玉しながら食う簡単な芸の方が遥かにウケるだろう。
ジャグリングを知らない大道芸の大会の審査員だったら、5ミルズより3アップルイーティングの方を遥かに評価するだろう。
IJAの第一回やクリスクレモの超絶ジャグリングを観て1から勉強しなおしてこい、このチンカスども!といいたいところだが、そうもいっていられない。
ある意味そんな審査員の評価は一般の目という視点からいうと正論である。
実際ジャグリングを披露する場のほとんどの観客の皆さんはジャグリングの技など知らないということを常に頭の片隅に置いておくことはとても重要だ。
芸術性とお笑い性に関しては、どちらもセンスと努力が問われるだろう。
体のしなやかさや美しいフォームで観客を魅了するか、バルーンで恐ろしくリアルなチンコを作る大人のバルーンパフォーマンスを展開して殿方を爆笑の渦に巻き込むか、はたまた両方取り入れるか。
どちらにせよ真のジャグラーは血の滲む、実際に血が体のあちらこちらから吹き出すくらいの努力は必要不可欠。
技術も笑いも芸術性もないジャグラー。
技術はあるがウケないジャグラー。
芸術性が抜群のジャグラー。
全てを持っているジャグラー。
いろいろ。
上手くなるために練習をし、練習の果てには新たな壁が立ち、地面を殴り自分を殴り手が裂けながら、それを乗り越える。
報われないが、地獄の特訓をしないと見えない風景もある気がする。
最近難しい技の動画を撮ってYouTubeとかにアップする若いジャグラーが増えている。
ほんと一途にジャグリングを愛してるんだな~って関心する。
そんなぶきっちょジャグラーが好きだ。
そんな感じの世渡り下手なジャグラーはかっこいい。

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