内見

今日は仮住まい先の内見に行った。

よくよく考えると内見なんて生まれて初めてのイベントで、なかなかワクワクした。

しかし1軒目の築70年の物件を見て、ワクワクは一瞬で消えた。

不動産屋さんに促されて建物の中に入った瞬間、独特の臭いがした。

もし「おじいちゃん家」という芳香剤がこの世にあったとしたら、それを10倍に煮詰めたくらいおじいちゃん家の臭いがした。

もしかしたら前の家主がおじいちゃんを押し入れにしまったまま引っ越したのかと思い、思わず押し入れの中を探してしまった。

中も相当古く、非常に薄暗い。

2階部分は物置らしく、入ってみると心霊スポットとなった廃屋レベルの荒れ方だった。

夜になると間違いなく髪が長くて白い女の人が四つん這いになって暴れはじめると思い、そこに住むのは断念した。

そして2軒目へ行ったんだけど、1軒目よりは新しい感じがした。

ただ水回りが狭く、冷蔵庫や洗濯機を置くスペースがない。

非常に悩ましいが、1年間住むだけと考えたら、ある程度は目を瞑って妥協する部分もあっていいのかもしれない。

明日まで考えよう。

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