連日遊び過ぎているせいか今日になって微熱が出て体の調子が悪かったので、練習メニューをいつもの半分にした。
よほど調子が悪くない場合に限り練習を休まないのには理由がある。
僕の仕事は替えがきかないので、イベントの当日にどんなに体調が悪くても必ず出演する。
調子が悪い時は悪い時なりのショー構成や身体の動かし方をするので、その時のために体の調子が悪い時用の練習をするのだ。
そうすることで、いざイベント当日に具合が悪くても問題なくショーができるのだ。
微熱でショーはよくあるんだけど、一度だけものすごく高熱でマジックをやったことがある。
その時は1本のフニャフニャのロープに魔法をかけるとロープが固くなって立ち上がるというマジックを演じる予定だった。

しかし熱で意識が朦朧としてしまい、ロープじゃなくて知らないおじさんのチンコを握ってステージに立ってしまった。
客席がざわついたんだけど、後には引けずチンコに魔法をかけたらどういうわけかフニャフニャのチンコが固くなって勃ちあがり、客席から「おおー!」という歓声があがり、その後おじさんから個人的に連絡先を聞かれたことがある。
その時は運良くマジックショーが成立して事なきを得たが、やはりどんなコンディションでも道具の取り違えなどのミスはしたくないので、体調が悪い時の練習は欠かせないのだ。