ありがたいことに今年の8月は例年にないくらいに数多くのステージに立たせていただき、移動とショーの毎日だった。
リピートのステージが多いのも非常に嬉しい。
ただ8月に入り2日間しか練習していなかったので、腕が相当鈍ったようだ。
最終日の羊まつりでは、なんと10回以上7ボールを失敗してしまった。
あまりに不甲斐なかったので、飼育員さんに頼んで僕の全身の毛を刈って食肉にしてもらおうかと思ったくらいだ。
ただ士別の景色と、いただいた美味しいおにぎりに癒されて、食肉にならずに無事に帰宅できた。
前の日は珍しくぐっちさんと同じ場所でショー。
勉強のためにぐっちさんの後を追ってずっとショーを観ていた。
子どもたちを笑顔にするぐっちさんはほんとにすごいな〜と思った。
ただ単に風船を作るのではなく、ストーリーを作っているような気がする。
これはかなり高度な技術だ。
自分が真似するにはまだまだスキルが足りないな〜と思った。
ショーを重ねるに連れてだんだん化粧が落ちて人間に近づいていく様も、クラウン本来の物悲しさを投影している気がする。
控え室のぐっちさんはギリギリまで仕込みをしていて、ものすごく慌てている。
この日は特に慌てていて、いつも背負っている風船が入ったリュックと間違えて、出番前のハワイアンダンスのおばあちゃんをおんぶして会場に行ってしまった。
今日は久々の練習だったが、壊れた水道がを修理するのにほとんど1日が奪われてしまった。
明日はちゃんとガチムチしたい。