マキノさん

今日もアクリルと格闘。

車庫の外で作業していると、よく近所の人から何してるのか聞かれる。

「マジック道具を作ってます」

というと、

「へー!じゃあおたくマジシャンなのかい?」

と返ってくる。

本当はジャグラーですと言うとややこしくなってしまうので、

「そうです。テレビ塔とか消せます」

とか適当なことを言ってしまう。

そのことで思い出したけど、自宅から50mほど道を歩いたところにマキノさんというおばあちゃんが住んでいる。

マキノさんは恐ろしく話が長いことで有名で、一度話すと数十分足止めを食らってしまうのだ。

知り合いはもちろんのこと、知らない人にまで話しかけて、延々と話し込んでしまう。

おそらく1日に10回近く家の前に立ちはだかり、人が通ると突然話しかけて長話を始めてしまうのだ。

僕は急いでいる時などは、申し訳ないがわざわざ遠回りをしてやり過ごしてしまう。

知り合いから聞いた話だが、マキノさんはずっと独りで一軒家に住んでいるのだそうだ。

身寄りもなく寂しさからか、知らない人にまで声をかけてしまうのだろう。

逆にマキノさんがもうギブアップするくらい長話をしてみるのはどうだろうかと時々考える。

着替えを持って行ってマキノさんの自宅に上がり込むのだ。

ご飯をいただいてお風呂に入れてもらい、マキノさんの横で寝ながらずっと話し込む。

そして翌朝朝ごはんをいただいて帰るのだ。

マキノさんとの根比べである。

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