名前は伏せるが、小樽の某銭湯にはプールが付いている。
日本広しといえども、プール付きの銭湯なんて珍しいのではないだろうか。
そんな大正湯のプールに入り、端の方へ行くと強力な水圧を感じることに気づく。
どうやら壁に穴が開いていて、そこから勢いよく水が流れているようだ。
その穴はちょうど小学生の腰の高さにあるんだけど、いつも小学生が壁に向かって無言で立っている。
そしてしばらくすると小学生は中腰になりながら出て行く。
なんのことはない。
水流にチンコを当たって気持ちいいのだ。
小樽に住むだいたいの小学生男子はそこで初めて何かに目覚め、晴れて大人の仲間入りを果たすのだ。