昨日はスキーへ行った。
リフトを降りると、僕たちに続いて女性2人組が後ろからリフトを降りてきた。
初心者だったようで、俺の背中に「ドンッ」と当たり、「キャッ、ごめんなさいっ!」と謝られたが、俺はめちゃくちゃ痛いのを堪えて明るい表情で「いいってことよ!」と言った。
めちゃくちゃマブくて舞い上がってしまい、「それじゃ、おっさきー!」と言い、カッコいいところを見せようとスピードを上げてゲレンデを滑り降りたら、雪山に足を取られて転んでしまい、雪だるまになってゴロゴロと転がって木に当たってしまった。
木の上に降り積もっていた雪が僕の頭にドサっと落ちてきて「イテテッ!ヤッチャッタ!」とおどけて見せると、上から見ていたさっきの女性が「ウフフッ!」と言いながら笑っていた。
すると今度は彼女が滑り降りてきたんだけど、止まり方がわからなかったらしく、どんどん加速していった。
目の前には木が。
僕は「危ないっ!」と叫び、身を挺して彼女が木にぶつかるのを阻止した。
「ゴ、ゴメンナサイ。怪我はないかしら?」と言われ、「君こそ怪我はなかったかい?」と返した。
すると俺のツレが「ダイジョブだよ!コイツは体の丈夫さだけが取り柄なのさっ!」と言い、みんなで笑った。
「君たち何処から来たの?もし良かったらこれから一緒に滑らないかい?スキーの滑り方教えてあげるよ!」とツレが突然言い出し、「お、おいっ!初対面の人に何を言ってんだ!」と俺が返したが、女性は「本当に?ありがとう!私は優子、こっちは幸枝。ヨロシクねっ!」と挨拶された。
昨日はそんな妄想をしながらスキー場で滑った後、温泉で温まって帰ってきた。
今日からまた練習ガンバッチャウゾ!