今日たまたまネットで酒井美穂子さんという方の記事を目にした。
1979年生まれの彼女は10代半ばの時に『サッポロ一番しょうゆ味』に出会い、執着を抱くようになったそうだ。
その執着のレベルが常軌を逸しており、「20年以上毎日21時間、入浴時や食事中も袋麺を持ち歩いて触ってる」のだそうだ。
1日21時間食べるのではなく、触っている。
もはや意味がわからない。
http://a-yamanami.jp/artworks/artists/457/
何がそこまで彼女を惹きつけているのかわからないが、とにかくその行為がアートとなり展覧会に展示されるまでになったことは確かだ。
僕は2007年頃からお手玉に執着するようになり、それから1日6時間くらいお手玉を練習していた。
当初狂ったようにボール遊びをする成人男性を見た親戚に心配されたが、やがて何も言われなくなり、それから少しづつ練習する道具の幅がジャグリング道具全般に及んだ。
やがてイベントに呼ばれるようになり、それから15年間生業として生活している。
思うにどんな分野でも異常な執着はやがてアートになり生業になるんじゃないかと思う。
ジャグリングにしろサッポロ一番しょうゆ味にしろ。
ただ彼女の執着は次元が違っており、自分と比べるにはあまりにおこがましいレベルなので、少しでも彼女の域に近づけるように日々精進したい。
サッポロ一番しょうゆ味のパッケージデザインが変更にならないように祈りながら。