ラスベガス一日目は移動日ということもあり、近くを見て回ることにした。
ホテルとアーケードは直結していて、カジノが乱立している。
ちなみに昼間は人もまばらで比較的静か。
ラスベガスの本番は夜に始まるということで、みんな夜型の生活になるそうだ。
夜まで時間があるので、近くのレストランに行ったがこれが大外れ。
むちゃくちゃマズイ。
冗談抜きで皿にその辺に生えている草と砂利を炒めて出されたレベル。
仏壇のらくがんの方が遥かにうまい。
それでも腹が減っていたので息を止めて水で流し込んだ。
接客も最悪クラスで、会計の時マジでお金の代わりに戸塚ヨットスクールの願書を置いて帰ろうかと思った。
こんなポコチンショップでもお客さんがたくさんいるから不思議でしょうがない。
気を取り直してホテルに戻り、一眠りした。
目を覚ますと部屋はもう暗くなっていた。
窓の外から、ヤンキーの型落ちクラウンから漏れる重低音みたいなリズムが聞こえる。
カーテンを開けてびびった。
昼間とは別世界の光景が広がっていた。
急いで外に出て、口をポカーンと開いてしまった。
なんだここは~!!!
見たこともないネオン、爆音のロックのライブ、テーブルの上でケツを振って踊り狂う黒ギャル。
そして上を見上げて更にビックリ。
アーケードの天井全てにLEDライトが埋め込まれている。
もうむちゃくちゃだ!
電球何個使ってんねん(笑)
平日だというのに小樽潮祭り並みの人混みで、ステージが何個も設置されていて大音量でライブをやっている。
僕以上に変態のおっさんもブリーフに天使の羽で歩いている。
キ、キチガイの町だ…
これで田舎の商店街なら、市街地は一体どんなことになっているんだろう…
早速カジノに入り、スロットマシンをやった。
ていうかこれ以外やり方がわからない。
そして何回か様子を見ながら回しているうちにあることに気づいた。
今日ギャンブルで使ってもいい予算の10ドルが無くなっている。
「えっ!?もう終わり!?」
という日本語が店内に虚しく響き、一日目が終了した。
ラスベガスでは10ドルなど0.1秒で消える。
明日は傾向と対策を練って大勝ちしようと心に決めた。