カルミン

今朝は公園の芝生の上で寝ていたらゲートボールのおじいちゃんに喉をフルスイングされる夢を見て、起きたら唾も飲み込めないくらい喉が痛かった。

今はだいぶ回復してるけど、大事をとって今日は練習を休むことにした。

休んでいるとき小学生時代のことを思い出したんだけど、昔タケという友達がいて、毎日のように遊んでいた。

タケのことは度々ブログで書いているんだけど、非常に変わっていて色んな意味で紙一重だった。

タケは授業中、突然「うーん、うーん、むなわるい、むなわるい」と言ってよく授業を中断していた。

先生が「タケ、むなわるいってどういう意味だ?」

と聞くと、

「うーん、うーん?気持ち悪い」と答えて吐きそうな仕草をしていた。

「カルミン食べたら治るんです」

と言い、ポケットからカルミンというラムネのようなお菓子を取り出して食べると、数秒でむなわるいは治った。

もちろん小学校ではお菓子を持ってくるのは禁止されてたんだけど、タケだけは特例でカルミンの服用を許可されていた。

タケは休み時間になると他の男子生徒に囲まれてカルミンを食べられるので、常に大量のカルミンを持ち歩くようになっていた。

確か中学生になっても学生服のポケットにカルミンが入っていた記憶がある。

そんなカルミンのことを調べてみると、8年ほど前に生産中止になっていた。

もうカルミンが無くなった今、タケはむなわるくなると何を服用しているんだろうか。

今考えると、もしかしたらタケは別にむなわるい訳じゃなく、単にカルミンが食べたかっただけなのかもしれない。

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