オリジナルのマジックルーティンの一つに、
「ウサギさんのカップ&ボール」
というものがある。
園児に人気で、保育園や幼稚園へ行くと必ず演じている。
ウサギのパペット人形が、古くからあるカップ&ボールというマジックを演じるというものだ。
ただやはりパペットという枠から抜け出せなくて、イマイチ不思議さに欠ける気がしていた。
どうしても手を触れずにウサギさんを動かして、園児に本当にウサギさんが生きているように見せたかった。
手を触れずに人形を動かしたいなんて言うと大きい病院に連れていかれそうだが、なんとしても遠隔操作で動かしたかった。
最初はウサギさんのパペットの中にプログラミングしたロボットを入れて動かそうと思い、プログラミングの勉強をしようと本屋で書籍を読んだら、象形文字が並んでいて何が何だかさっぱりわからなくて諦めた。
次に考えたのが、動くワンちゃんのおもちゃを買って、中の機械を取り出してウサギさんに被せるというもの。
しかしワンちゃんのおもちゃは総じて「ワンワン!」と鳴くので諦めた。
途方に暮れてYouTubeで猫ちゃん動画を観て癒されている時にふと思った。
機械じゃなくてもアナログな道具を使ってカラクリ人形のように動かせるのでは。
家にあったあり合わせの道具を使って試してみた。
そしてできたのがこれ。
バネに糸を結んで木にくっつけたもの。
これが思いのほか上手く機能し、ウサギさんに触れなくても手を振っているように見えて一人でニヤニヤしながら遊んでいた
今は下にある動画のように単調な動きしかできないが、改造を重ねて複雑な動きができるようにしたい。
http://performercalm.com/wp-content/uploads/2021/01/720p.mov