先日の昼頃に家でガチムチ練をしていたら、うちの美容室の従業員さんが慌てた様子で「ちょ、ちょっと来て」と言ってきたので、美容室に行くと、ロシア人のお母さんと10歳くらいの女の子と3歳くらいの男の子が店の入り口にいた。
「何言ってるのかわからないから通訳して」
と従業員さんに言われたが、僕はロシア語は3つくらいしか知らない。
するとお母さんが突然、
「イクラ!イクラ!」
と言い出した。
もしかしてロシア船に積んできたサーモンやイクラを直接売りにきたのかなと思い、
「oh、イクラの醤油漬け?」
と聞くと、首をかしげていた。
するとまたお母さんが、
「イクラ!イクラ!」
と、少年の頭を指差していた。
少年の頭の中にイクラの醤油漬けが入ってるのかと思い、一瞬意味がわからなかった。
少し考え、もしかしてこの少年の髪をカットするのはいくらか聞いているんじゃないかと思い、
「髪をカットする値段?」
とジェスチャーを交えて聞いたら、
「ダ!ダ!」
と言いながら頷いていた。
iPhoneの電卓で値段を書いてみせると、
「オゥ!」
と小さく声をあげ、
「サヨナラ」
と言って帰って行った。
少し高かったのだろうか。
僕が得意とする世紀末カット(単なるモヒカン)だったら100円でも良かったのだが。
今日はふせくんと練習して、時間も遅くなったので帰ろうとしたら、おじさんに話しかけられた。
運河公園の向かいの運河に浮かぶ船の中でカフェをやっているそうだ。
船の中を見学させてもらうと、椅子やテーブルが並べられてお店になっていた。
遊覧船をおじさん一人で改造し、ライブスタジオのあるカフェとしてオープンしたのだそうだ。
デッキから潜り込んで中に入るスタイルは新鮮で、中も思ったより奥行きがあって広い。
小樽には面白いことを考える人がたくさんいるな〜と思った。
昔海賊船に乗って無茶した10代の頃を思い出した。