僕はどちらかというとアナログなマジックが好きで、複雑な機械を使わない傾向がある。
使うとしても、モーターや電池といったシンプルな類のものを使う。
理由としては、機械が複雑すぎると予期せぬエラーが起こる確率が上がってしまうし、何より不思議さが損なわれてしまう気がしてならないのだ。
特に複雑な電波を使うマジックで失敗しているシーンを時々見ることがあり、そうなってしまうともはや舞台でもじもじチンコをいじっているあぶない住所不定無職男性になるのだ。
スマホやタブレットを使うマジックも然りで、あまりデジタルに頼りすぎたために以前より不思議さが半減してしまったマジシャンいうのも時々見かける。
スマホからコインやクモが出てくるといったシンプルなものは面白いんだけど。
…と思っていたんだけど、先日開催されたマジックの世界大会FISMで3位になった Mr. Triton氏のステージマジックを観て、いい意味でその先入観を裏切られた。
この人のアナログとデジタルを上手く混ぜ合わせたマジックは非常に面白い。